メキシコの名字事情
昨日のトピックのスピンオフで、メキシコのお名前の仕組みについて。
メキシコ人は基本的に、名字と名前が2つづつあります。表記順は、
名前①・名前②・名字①・名字②
です。
で、名字①は父方の、名字②は母方の最初の名字です。
通常夫婦別姓なので、結婚してもそれぞれ名字は変わりませんが、子供たちは両親の名字を1個づつ名乗ることになります。
わかりやすく、有名な人物の名前を使って実践してみましょう🌟
男性: パブロ・クロード・ピカソ・モネ
女性: マリー・ジャンヌ・アントワネット・ダルク
この2人が結婚して子供ができると、子供たちはそれぞれ父親の名字①と母親の名字①を名乗ります。この場合、
ピカソ・アントワネット
です。
なので、家族でも違う名字なのがメキシカン。
ちなみに、ミドルネーム制度はありません。
そして、人によっては名前が1つの人や3つの人もいます。
面白いのは、場面によってそれぞれ1つ目の名前のみで済ませたり、②番目の名前を名乗ってみたり、結構自由に使い分けて?いるところです(´∀`)
ペペもこちらで名前の欄が狭い時など、①番目のみの省略ネームで済ませたりしています(笑)もちろん、公的な登録や正式書類にはフルネームを使います。
そういえばこっちで初めて口座を開いたとき、フルネームを記載しなければならず、マスが足りなくて郵便局のおじさんを苦戦させてしまった記憶があります(笑)
通帳の名前が印字される欄からはみ出した分は、おじさんが手書きしてくれて、「登録はフルネームでなされてるんで、心配ないですから!」と言われました。
親切なおじさん、色々良くしてくださいました(*^^*)
ちなみに夫婦別姓のメキシコですが、結婚したことを強調したい女子は、「〜の(所属)」を表すdeを使って、
マリー・ジャンヌ de ピカソ(ピカソの妻のマリー・ジャンヌよ)
とかいう場合もあるらしいですよ🌟
結婚を実感したい女心が垣間見える!?のかな!?? 笑