メキシコ人と結婚したら

メキシコ人の夫と日本で生活中!国際結婚奮闘記!

ドタバタ出産記②

前回の続きです。

 

引き続き赤裸々に生々しい表現ありますので、自己判断でお読みください。

 

 

分娩が終わって、2時間くらい様子見&休憩した後に、立ち上がってトイレに行ってみるんですが、この時、右足の付け根の奥に激痛が!!!

 

立てないんです。痛すぎて。

とりあえず看護師さんにしがみついてトイレに行ったものの、

分娩後のトイレほど恐怖はありません。

もう、絶対しみるし!!!

しかし、出ない場合はクダで取ると言われ、もうこれ以上何もされたくなかったので

根性で出した!!!

 

で、なんとか病室に移動になったのですが、歩けないので車椅子を用意してもらいました。

ピンクのフワフワな車椅子。

しかし、座れないのです!!痛すぎて!!!

とにかく均等に体重をかけて座れないので、左に体重かけて右を浮かせて座るスタイルでなんとか着席。

もう、その姿は、今は亡きドクター・ホーキンススタイルです。

病室に着き、ベッドのフチまで運んでもらい、車椅子からベッドへ直接移動→四つんばいで進み、なんとか横になりました。

その日はそのまま、がーーーっと寝た………と言いたいのですが、

すぐに朝食の時間になり、めがさめました。

 

陣痛時から痛みで全然ご飯どころじゃなかったので、

朝ごはんとっても食べたいのですが、

起き上がるとまた例のところが激痛!!

何ていうか、お尻の骨が、もうほんと激痛なんです。

座らないと食べれない……座れない…………とにかく体を縦にできない…………

 

変なナナメ体制で力尽きていると、看護師さんがやってきました。

「大丈夫ですか!?」といわれ、もう、とにかく痛い旨を伝えると、

強めの痛み止めを持ってきてくれました。

 

それがまぁまぁ効いて、なんとか朝食を食べられました。

 

回診の時に先生に訴えると、

吸引分娩で尾骨が一気に引っ張られて伸びたんだろうということで、

結果「日にちぐすり」と告げられました。。。

この激痛が日にちぐすりとな………!!!!

 

というわけで、この激痛に1日3回の痛み止めを飲みつつ、

もう訳の分からない日々が始りました。

 

そして更なる悲劇が!

こう痛いと、トイレが苦痛なんです。

それで行き渋っていたら、みごとに便秘になりました。

これがまた新たな苦痛を運んできまして………

結局、便がたまると、痛めてる尾骨を圧迫してさらに痛いという状態を引き起こしてしまい、

悪循環に陥ったのです。

まぁ、自業自得ですが。。。

痛い、出ない、苦しい、食べられない、しかし容赦なくやってくる授乳時間という悪魔のサイクルになったわたし。

結局、便秘薬を処方してもらうまでに時間が空き、溜まっていたものを出す時の苦しみは

第二の出産かと思いました。(いやもう赤裸々すぎてごめんなさい)

というわけで、出産した方には、わたしは全力で「酸化マグネシウム」を処方してもらうことをお薦めします。力まなくても出るんで。

 

さて、こんなボロボロのわたしを見かねて、ぺぺが一緒に産院に泊まり込んでくれました。

わたしが出産した産院は、全部屋個室で夫が一緒に泊まれるという病院だったのですが、たまたまコロナの関係で仕事が休みだったぺぺが、2日目から退院まで泊まってくれたのです。

 

もう………神かこの人は!!!

 

と思いましたねぇ………

 

看護師さんたちも絶賛してましたが。

 

夜中に起きてミルクやってくれるし、

死んでる妻を寝かしといてくれるし、

栄養あるもの買ってきてくれるし、

妻の泣き言にちゃんと耳を傾けてくれるし、

励ましてくれるし、

赤ちゃんはめちゃ可愛がってるし、

 

ほんと、こんな時に助けてくれない夫だったらと思うと、

わたしのおかんすごいな!!(昔は時代もあり、父は飲んだくれの朝帰りサラリーマンだったのでほぼ母子家庭のようだったのです 笑)

 

と、もう世の中の先輩ママたちに対して尊敬の念しか湧きませんでした。

 

そんなこんなで、退院までに治るはずもなく、

帰宅して1週間たってようやく自分で立ち上がったり座ったり、歩いたりできるようになりました。

 

ちなみに、わたしの母にしても、出産した友達にしても、

わたしほど酷い状態にはなったことないらしく、

今回ばかりは親もかなり心配したようです。

わたしも不安でしたが、、、まさかこのままとか、思っちゃいましたが。

 

あ、ちなみに自分で実践した改善法があって、けっこう効いたと思うので、

万が一同じような方がいたら参考にしていただけるといいかと思います⭐️

 

とにかく、座る時、寝る時、寝返り打つ時、立ち上がる時、

いつ何時も、足を揃えて一緒に動かす!!です。

これは、骨盤を常に真っ直ぐに保つためです。

寝るときは横向きがベストです。

この時も、両足は揃えて曲げ、骨盤から背中まで真っ直ぐ横向きに寝ます。

家族に体の線が真っ直ぐになっているか見てもらうとより良いです。

歩くときは、大股にならないよう、足半歩づつくらいの幅でゆっく〜り歩きます。

骨盤を開かないのがとにかくポイントです。

 

わたしはこれで、劇的ビフォーアフター並みに、

寝たきり→自力で立ち上がれるまでに1日で変わりました。

もちろん痛みはありましたが、スーパー進歩でした。

 

今はまぁ7割回復でしょうか。

あまり長い時間座っているとまだお尻の骨が痛いし、

横になっているのが一番楽です。

まだ右足の付け根の痛みはありますが、ピークに比べると屁みたいなもんです。

歩く速度は、お年寄り並みになりました。

本来歩くの早いタイプのわたしにしては、まだまだ全快には程遠いですが、徐々にですね。

 

 

こんな感じで、出産は本当に、思ったより体へのダメージが大きいです。

赤ちゃんが生まれたご夫婦の旦那さまはぜひ、奥さんの体を気遣ってあげて欲しいと思います。

わたしほどじゃなくても、みんな大変な思いをして産後頑張っていると思います。

 

さて、最後にぺぺのメキシカンジョークを。

吸引で分娩を終えた直後、ぺぺが言いました。

「so, you want another baby?(で、もう1人欲しい?)」

あまりのタイミングに笑っちゃいました。

わたしの答えは、

「今んとこ、もういいかな」笑

 

ま、わたしの母曰く、

「育ててたら可愛くて、痛みも忘れるから大丈夫」

らしいけど。

少なからず色々フルコースだったわたしは、この一連の体験を忘れるのかどうか疑問であります(笑)

 

最後に、生まれたのは女の子です❤️

このブログの中ではべべちゃんと呼ぶことにします。

べべはスペイン語でベイビーです。

わたしの家族もぺぺの家族も、すっごくすごく喜んでくれて、

なんだかんだあったけど頑張ってよかったなぁと思いました。

 

これからもこちらのブログでも、親子共々よろしくおねがいします🤗