メキシコ人と結婚したら

メキシコ人の夫と日本で生活中!国際結婚奮闘記!

お仕事選び

この時期、私の会社は転勤シーズンなのです。

それと同時に、新人が入って来る時期でもあります。

 

で、ぺぺから素朴な疑問が投げかけられました。

「日本でも、仕事を選ぶときは自分が勉強してきたことの延長のものを選ぶんだよね?インターンとかしてさ」

 

いやいや、それが日本では違うんだよ〜。

みーんな同じ時期に、みーんな同じスーツ着て、みーんな一斉に企業を回って試験を受けるの。

 

「ええっ!?自分が勉強してきてない仕事をどうやって受けるわけ?企業側も、どうやって採用するわけ??」

 

そうなの!私も日本のこのシステム、常々疑問を持っているのよ!

かくいう私は、リクルートスーツが嫌いだったし、

「なぜうちの会社を受けたんですか?」っていう質問が嫌いだったし(仕事内容とか給料を見て、あとはブランドとか価値観で受けるに決まってるやーん)、

その質問には、仕事のことなんて何も知らないのに「やりがいを求めて」とか言わなきゃいけない面接の雰囲気とか、全てが嫌だったので、全く積極的に就職活動をしてこなかったのです(笑)

誤解を恐れずにいうなら、粛々と任務を遂行する自信はあるので、変にビッグマウスで入社した人よりも全然仕事できる自信もありました。

まず雇ってくれよ、仕事する理由なんてまずは生きるためじゃーん、とめちゃくちゃ冷めていました。

 

と、暑苦しく思いの丈を語っていると、ぺぺは、

「へんなの。メキシコは自分が勉強してきたことを仕事にするんだよ。大学を選ぶときにもう、自分の方向性をある程度決めるんだよ。企業側も、基本的に自分の会社の仕事に必要な勉強をしてきた学生しかとらないよ。」

と言いました。

 

いきなり正社員という待遇も珍しいそうで、まずはトライアルとして働いて、能力を認められれば待遇も上がっていく制度がほとんど。

トライアル期間に適性がないとか、仕事ができないと判断されると、容赦無くお払い箱は当たり前だそうです。

日本みたいな、名ばかりトライアル期間とは違うんだなぁ〜。

いい!日本もそうすべきだよ!!

と思うのは私だけでしょうか??

 

なので、ぺぺに「うちの部署に全然仕事できない人いてさ〜、何にもしてないのに私より給料いいんだよね」とか愚痴ると、

「なんでクビにしないんだ!?」と、本気で驚かれます。

 

もちろん、就職活動はどの国でも簡単ではないと思いますし、自分が勉強してきたことと別のフィールドで活躍する場合ももちろんあると思いますが、マッチングの合理性は、日本は極端に悪いような気もします。

 

それに、転職するのが普通のことである海外に比べて、一度入った企業をやめることにすごい罪悪感みたいなものを持たせられる日本の社会性も関係しているのかもしれませんね。

 

私はとにかく、幸せに生きたい!から、働いてます。

休みを楽しく過ごすために働く、これ一番大事じゃないですか( ´∀`)?