ごめんね
国際結婚って、思わぬところで落とし穴?があります。
日本人同士だったらなんとなく常識だよねってことが共有できないからです。
その最たるものが、ケンカしたときではなかろうか、と思う出来事がありました。
まー夫婦のケンカの原因ってくっっっだらないのですが、
女性って、特有のサイクルがあるので(笑)、やたらイライラしてる時とかあるんです。
そんな時にメキシカンジョークを言われ、なんだかすっごくプンプンしてしまったのですが、、、
ここで!日本人ならきっと、とりあえず「ごめんね」って言う
と思うんですが、メキシコ人は自分で悪いことしたな、自分が悪いと思う場合しか「ごめんね」って言わない
のです。
メキシコ人だけでなく、日本みたいにとりあえず「ごめんね」っていう文化は珍しいと思うんですが、こっちもプンプンしてるので、そんな文化の違いがあることもすっかり忘れ、
「とりあえずヨメがぷんぷんしてるんだからあやまってよ!あやまればおちつくのーー!!!」
と八つ当たりしたところ、
「だって悪いことしたと思ってないんだもん!ジョークだったんだもん!ごめんねって言わなきゃいけない状況だと思わなかったんだもん!」
と真顔で言われ、
わたし「怒らせた=悪いことしてるやん!」
ぺぺ 「でも怒らせる気がなかったんだから、ごめんって言わないことにそんなに怒ることないじゃん!!」
と、だんだんわけのわからないやりとりになってきて、最後はお互いなにに怒ってるのかわからなくなり、疲れてきたので(笑)、
「日本では、そして日本人にとっては、とりあえずごめんねっていうのはとっても大切なんだよ・・・謝れば場が和むんだよ・・・ほんとに心から思ってなくてもいいんだよ・・・」
と、文化のレクチャーをしたところ、
ぺぺも、「ふぅーん。じゃ、ごめんね」とけっこう素直に受け止めてくれ、わけのわからない痴話喧嘩は無事終了。。。
たしかに、こういう細々したことって、じつはそういうシチュエーションになってからしか気づかないんだな。。。
ちょっと前に書いた、きゅうりを洗剤で洗う事件と似てるな、と思ったのでした。
わたしも、ぺぺが日本人ぽい?ことに甘えていたな、と反省。
自分が国際結婚だったことを改めて思い出したのでした(笑)
それにしてもぺぺに説明しながら、
「とりあえず謝る」とか、「とりあえずハイ」とか、自分はこう思ったなんていうと「言い訳をするな」とか言われる日本社会って、海外の人から見たらちょっと変なんだろうな・・・とちょっと思いました。
かくいうわたしも、昭和生まれで運動部だったので、「とりあえずハイ!」「言い訳をするな!」の世界で育ったクチですが、そのせいで自分の意見をのみこんでしまうくせもついてしまっているので、ちゃんと自分の思ったことを伝えるっていうのも大事だな、と、この痴話喧嘩から学びました。
ま、言い訳と言い分の区別って難しいですよね・・・( ´∀`)
というわけで、国際結婚夫婦ももちろん、ケンカするよって話でした(笑)